チャンピョンシップツアー(CT)最終戦
WSL(ワールド・サーフィン・リーグ)のチャンピョンシップツアー最終戦である
Men’s CT #11 Banzai Pipeline, Oahu, Hawaii
Billabong Pipe Masters(ビラボンパイプマスターズ)が
12月8~20のスケジュールで行われました。
優勝は Italo Ferreira(イタロ・フェレイラ) (BRA) でしたね。
FinalでのGabriel Medina (ガブリエル・メディナ)とのブラジリアン対決。
熱かったです。
イタロ・フェレイラ1.06点リードで迎えた残り9分45秒。
深いチューブライドからのエアリバのフルローテーションで、7.73点をたたき出し、合計を15.56点に伸ばした。
ガブリエル・メディナが逆転するためには、7.8点以上の得点が必要に!
果敢にパイプに挑むものの波に恵まれずタイムアップ。
パイプマスターズの称号はイタロ・フェレイラが手にしました。
WSL公式
Billabong Pipe Masters, Men’s Championship Tour – Final heat 1
そういえば、
・波が早くてアップスなどで抜ける時
・ボトムターンの時
・チューブライドの時、
フォーム変えてますか?
これが分からないと上達のスピードが上がっていきません。
先ず、最初はこんな練習をしてみましょう。
ちなみに、カノアは Round of 32で敗退したので、17位でフィニッシュとなりましたね。
よって年間ランキングは6位のままでした。
年間チャンピョンはItalo Ferreira(イタロ・フェレイラ)
今年色々あった Italo Ferreira(イタロ・フェレイラ)
出身:ブラジル
スタンス:グーフィー
年齢:25
身長:168cm(5 ft, 7 in)
体重:68kg
宮崎で開催となった、
2019 ISA World Surfing Games(2019年9月7日~15日)
東京オリンピック2020に出場するためには、この大会に「参加」することが必須条件。
イタロ・フェレイラは、CTでの成績で東京オリンピックの出場権獲得を目指してるから、World Surfing Gamesの成績は関係ないけど、参加しないと「オリンピックの出場権自体」を失うので、参加は必須。
だから World Surfing Gamesに参加する予定としていた。
しかし、World Surfing Gamesが開催される前日の9月6日(日本時間)、アメリカのサンタモニカで車が盗まれ、車載していたパスポートやビザ(日本とアメリカの分)を紛失してしまった。
イタロ・フェレイラの試合は、9月10日からで、heat6。
出場に間に合うかの瀬戸際、台風でフライトが遅れたものの、9月10日、無事日本に入国し、ビザも取得できた。
飛行機で宮崎に移動したものの、荷物を受け取る時間が無くて、手ぶらで会場に!
この時点でイタロ・フェレイラのheatがスタート。(波のコンディションを考慮して、試合開始時間が1時間半遅れていてラッキー☆)
会場に到着したイタロ・フェレイラは、フィリペ・トレドからサーフボードを借り、デニムのショーツそのままで試合に!
この時点でのheatの残り時間は約9分。
普通、諦めますよね~~
だって、World Surfing Gamesに参加さえすれば、
東京オリンピック出場権獲得のための最低条件クリアすんだから。
それなのに~~
heatの残り1分20秒で逆転って!!
heat6を1位通過って!!
しかも、そのままの勢いに優勝までしちゃいました。
メンタル強し!!
CTでは、第9選(10月)で2位となり、年間ランキングは4位に、
第10戦(10月)では優勝し、年間ランキングのトップに浮上、
そのままの勢いで第11戦(12月)でも優勝し、年間ランキング1位に輝きました。
WSL CT 年間ランキング&東京オリンピック暫定出場者
年間ランキングは、CT全11戦のうち各自の上位9試合の合計得点で決まります。
<2019年間ランキング順位(○は東京オリンピック暫定出場者)>
2019年 WSL CT トップ22 は、2020年のCTに自動でエントリーされます。
1位 Italo Ferreira(イタロ・フェレイラ) (BRA) ○
2位 Gabriel Medina (ガブリエル・メディナ) (BRA) ○
3位 Jordy Smith(ジョーディ・スミス) (ZAF) ○
4位 Filipe Toledo(フィリペ・トレド) (BRA)
5位 Kolohe Andino(コロヘ・アンディーノ) (USA) ○
6位 Kanoa Igarashi(五十嵐カノア) (JPN) ○
7位 John John Florence(ジョン・ジョン・フローレンス) (HAW) ○
8位 Kelly Slater(ケリー・スレーター) (USA)
9位 Owen Wright(オーウェン・ライト) (AUS) ○
10位 Jeremy Flores(ジェレミー・フローレス) (FRA) ○
11位 Julian Wilson(ジュリアン・ウィルソン) (AUS) ○
12位 Seth Moniz(セス・モニス) (HAW)
13位 Michel Bourez(ミシェル・ボレズ) (FRA) ○
14位 Ryan Callinan(ライアン・カリナン) (AUS)
15位 Jack Freestone(ジャック・フリーストーン) (AUS)
16位 Griffin Colapinto(グリフィン・コラピント) (USA)
17位 Caio Ibelli(カイオ・イベリ) (BRA)
18位 Wade Carmichael(ウェイド・カーマイケル) (AUS)
19位 Adrian Buchan(エイドリアン・バッカン) (AUS)
20位 Conner Coffin(コナー・コフィン) (USA)
21位 Peterson Crisanto(ピーターソン・クリサント) (BRA)
22位 Yago Dora(ヤゴ・ドラ) (BRA)
2019年のCTランキングの上位10名まで(各国2名まで)が東京オリンピックに出場できます。
東京オリンピック出場条件
出場枠:男女各20名(同一国の選手は男女各2名まで)
条件:ISA World Surfing Games(2019と2020)の出場
開催国出場枠:男女1名(よって他の国は男女各19名の枠となる)
<出場者選考基準および選考の優先順位>
1.WSLチャンピョンシップツアーの成績(男子10位まで・女子8位まで)
2.2019年のISA World Surfing Gamesの成績(男子4位まで・女子6位まで)
3.2020年のISA World Surfing Gamesの成績
(アフリカ・アジア・ヨーロッパ・オセアニアのそれぞれでの男女各1位)
4.2019年のPan American Gamesの成績(男子1位・女子1位)
5.開催国枠(男子1名・女子1名)