「サーフィンってほんとテイクオフが難しい。
テイクオフの時に膝ついたまま転んだり、
上手く立ち上がれなくて膝立ちになっちゃったりする。
テイクオフで膝がつくのってなんで?」
こういった疑問を解決しましょう。
本記事の内容(^_-)-☆
- サーフィンでのテイクオフで膝がつく(膝立ちになる)のってなんで?
- サーフィンでのテイクオフで膝がつく(膝立ちになる)具体的な理由
- サーフボードで再現するのって難しい
- サーフボードで立つときにコツ
サーフィンでのテイクオフで膝がつく(膝立ちになる)のってなんで?
腕をつく位置に問題がある
胸の横に手をついて胸を持ち上げると「よつんばい」になりやすいです。
胸の横に手があると、胸を持ち上げたときに「おしり」も上がっちゃう人が多いんですね。
この胸を上げるタイミングと同時に「おしり」が上がると「おしり」が後方に移動してしまいます。
そうすると「よつんばい」のフォームになってしまいます。
このフォームになると、完全に膝頭の下側(すね側)に体重が乗ってしまうのでライディングフォームへの移行動作(立ち上がり)が難しくなってしまいます。
サーフィンでのテイクオフで膝頭の下側(すね側)に体重が乗るのはNGなんです。
ライディングフォームへの移行動作中に流れの中でチーターのような「よつんばい」に近いフォームにはなりますが、胸を押し上げるタイミングでは「よつんばい」にはなりません。
胸の横に手をつくことで、胸を上げるのと同じタイミングで「おしり」が上がり、チーターのような「完全なよつんばい」になりやすいので注意が必要です。
なぜ「完全なよつんばい」になっちゃうのかを見ていきましょう。
サーフィンでのテイクオフで膝がつく(膝立ちになる)具体的な理由
自宅などの寝そべることができる環境にいるなら、ちょっと実践してみましょう。
どうでしょう。
手をつく位置が胸の横だと「おしりも」一緒に起きてきてしまうことがあります。
「おしり」が上がらない人はOKです。
「おしり」が上がった人は、どこに体重が乗っているでしょうか?
「胸とおしり」が同時に持ち上がるときに「おしり」が後方に移動しませんでしたか?
その結果、膝頭の下側(すね側)に体重が乗っていませんか?
この「完全なよつんばい」は膝頭の下側(すね側)に体重が乗ってるのでライディングフォームへの移行動作を難しくします。
なぜ難しくなるのでしょう。
片方の膝に体重を乗せるとバランスを崩して立ち上がり動作を難しくする
この「よつんばい」の状態から立ち上がりの動作をしてみましょう。
この動作がバランスを崩してしまう原因です。
何が問題なの?別に問題なくできたよ。
サーフボードで再現するのって難しい
今の動作って、地面の上での動作ですよね。
もう一度動作を確認してみましょう。
この動作での体重移動を書き出すと以下のようになります。
よつんばい状態: | 両方の膝頭の下側(すね側)に体重が乗っている |
右のつま先をつく(持ってくる)動作中: | 左の膝頭の下側だけにほとんどの体重が乗る(右側の体重が開放される) |
右足がつき左足を前方につく(持ってくる)動作中 | 右足のつま先にほとんどの体重が乗る(左側の体重が開放される) |
この動作をサーフボードの上でやると、右のつま先を持て来る時に左膝に体重が乗るから、この時点ですでにバランスが崩れやすいですね。
そのまま転んじゃう人も多いです。
転ばなかったとして、その後、右のつま先がついたら右足に体重を乗せるでしょ。
そうすると今度は右側にバランスが崩れやすくなりますね。
特に左側にバランスを崩した状態で右のつま先をつくと、一度崩れたバランスの揺り戻しで、左右にぐらぐら揺れちゃいます。
バランスを取るのに必死ですから、立つどころじゃなくなっちゃうんですよね。
転ばないように前方(腕付近)を固定して、後ろ側に体重を乗せるように力んじゃうので立てなくなっちゃいます。(人は力みをとらないと次の動作に移行できないものです)
サーフボードで立つときにコツ
ボード上で腹ばいになっている状態からライディングフォームに移行する
みぞおち付近の両サイドに手のひらをセットします。
そのとき脇は絞めます。
腕立てと言うよりは、ボードを押し込むことによって胸とボードの間に空間を作ります。
伸ばした腕の肩関節の上に肩甲骨が乗っている状態で、しっかりと体重を乗せてあげましょう。(少し前方に乗り込む形になるので、手のひらの位置より肩の位置が前になります)
そのとき、膝より少し上を支点にするようにして、腰も浮かします。
イメージとしてはチーターが歩いている姿が良いでしょう。
ただし、腰(おしり)は上げ過ぎないように注意してください。
特に、このあとライディングフォームに移行する際に、頭より高くならないように注意しましょう。
腰を上げて作った空間に「腹筋と太ももの力」を使って両膝を引き寄せます。
腰をひねりながら(おしりを突き出すようにしながら)前方の足を両手の間に持ってきます。
前の膝を90度位に曲げ、前の膝のすぐ裏に、後ろ足の膝がくるようにします。
後ろの足が内股になるということです。
そして、前足の膝のすぐ上に胸が来るようにします。
両足の甲をボードにこするようにしながらライディングフォームに移行するとよいでしょう。
物理的な距離の関係で、後ろ足の裏の方が先にボードに接地しますが、加重という意味では前足とほぼ同時のイメージで良いでしょう。
実際には、0.1秒あるかないかの差です。
スローで見てしまうと「後ろ足を着いてから前足を着いて」と2秒以上のゆっくりに感じてしまいますが、手を着いてからライディングフォームが完了するまでには1秒もかかりません。
上記の動作を楽にできるようにするためには、少し練習が必要です。
週末サーファーなら家でストレッチすることによって、週末での動きが良くなるでしょう。
ライディングフォームに移行する動作を楽にするストレッチは「サーフィンのテイクオフ練習(ストレッチでテイクオフが早くなる)-テイクオフでの立ち上がりを楽にするストレッチ。簡単なので毎日できます(経験談)-テイクオフの立ち上がりをスムーズに早くするストレッチのやり方(簡単なので毎日しましょ)」をご覧ください。
上級者なら負荷を上げてトレニンーグにしましょう。
ライディングフォームへ移行する動作を楽にするトレーニング
「腹筋や足の力が不足している人」や上達のために「トレーニングしたい」って人には「チャイナステップトレーニング」が有効です。
この練習やばいです。めっちゃきついです。めっちゃ足にきます。
でもめっちゃ効果抜群です。
フットワークの俊敏性の向上にめっちゃ役立ちますよ。
股関節の動きもキレキレに!そしてしなやかに!
上達を目指す全ての人におすすめですよ。
トレーニング方法は、奥原 希望(おくはら のぞみ)さんのYouTubeが参考になります。
【限界突破】五輪メダリストが教えるフットワーク練習!【バドミントン 日本代表】
慣れないうちは秒数を減らすなどすると良いですよ。
スマートウォッチなどを持っている人は、以下の計算で最大心拍数の目安を算出してトレーニングしましょう。
<最大心拍数の計算方法>
220 - 年齢 = A
A × 70% = 最大心拍数
<35才の例>
220 - 35 = 185
185 × 70% = 129.5
最大心拍数の目標値を130程度に設定してトレーニングしましょう。
まとめ
ということで、スタンディングフォームに移行する前の胸を上げるタイミングで、完全な「よつんばい」になっちゃダメですよ。
「よつんばい」になっちゃうそもそもの原因は腕のつく位置にあります。
腕をつく位置のコツについてはサーフィンでのテイクオフ!手の位置を気にしたことはありますか?を参照してみましょう。
サーフィンは体系的にまとめて教わらないと効率が悪くなっちゃいますので注意しましょう。
コーチングについては「1時間で12本以上ライディングできるようになった簡単マル秘テイクオフ方法とは」が参考になりますよ。
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