サーフボードの選び方【試乗会で調子の良いボードがダメな理由】

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Photo by City of Gold Coast on Unsplash
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「何回か試乗会に参加して調子が良かったおすすめの板を買ったけど、調子が良かったのって試乗会の時だけで、そのあとあんまり乗れないんだよね。なんでだろ?」

「試乗会ってあんまり乗る時間ない。試乗会でホントにボードの性能って分かるの?自分は分かんなかった。試乗会って意味あるの?」

こういった疑問を解決しましょう。

本記事の内容(^_-)-☆

  • 試乗会で調子が良かったサーフボードを買ってはいけない
  • なぜ調子の良いサーフボードを買ってはいけないのか
  • メッチャ調子良い板もある。それでサーフィンが調子良くなることもある
  • バリエーションを増やすということは武器を増やすということ

この記事を書いているssLは20年かけて上達してきました。ビギナーを卒業するまでには相当苦労してます。
その上達の過程では無駄なこともたくさんして時間をロスしてきました。特にテイクオフには苦労しました(>_<)
最初から上手い人とは違い、上達しない人の苦労がよく分かります。自分がそうだったからですね。
その苦労した経験から、どんなボードを選べば効率に上達できるかアドバイスできます。

この記事を読めば、中級者がどんな板を買えば良いのか分かります。
上達過程でどんな板を選べば良いのかということです。
自分の中に基準ができるので、自分で考える力がつき、その考え方に基づいて板を選べるようになりますよ。

なお、初心者でテイクオフが思ったようにできない人や、体力が衰えてきてテイクオフ本数が減ったと感じるシニアの方にもボード選びの参考になるはずです。

上達を目指すサーファーが購入するべき板とはどんな板なのか分かるようになりますので最後までお付き合いくださいね。

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試乗会で調子が良かったサーフボードを買ってはいけない

Photo by Emily Hoehenrieder on Unsplash
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あなたが中級者だとして、まだまだ上達したいと思っているなら、試乗会で調子の良い板があったとしても購入してはいけません。

調子が良いという理由だけで買ってはいけないということです。

そういった板を買うとほとんどの場合、成長が止まってしまいます。

ここでいう中級者とは、狙った波で8割程度はテイクオフができ、横へのライディングがスムーズで、ある程度のカットバックやリエントリーができることを前提にしています。

なお、初心者でテイクオフが思ったようにできない人や、体力が衰えてきてテイクオフ本数が減ったと感じるシニアの方も同様です。
ただ調子が良かったというだけで板を購入しないように注意しましょう。

ちなみに、体力が衰えたからテイクオフ本数が減ったという人は、そもそもテイクオフの方法を間違っている可能性があります。
サーフィンでのテイクオフのコツを解説「ボードは水平」が基本【初心者向け】でテイクオフのコツをチェックしてみましょう。

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なぜ調子の良いサーフボードを買ってはいけないのか

調子が良い板というのは、今乗ってる板と性能があまり変わらないということ

Photo by Joe Ciciarelli on Unsplash
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調子が良い板 ≒ すでにその板に乗る技術力を身に着けている

ということです。

ん?どういうこと?

今メインで使っている。または過去にメインで使っており、技術力が身についているから簡単に乗れるのです。

その板を操作する技術力が既にあるということです。

なので、調子の良い板というのは、今持ってる、または過去に持ってた板の新しい版。
又はちょっと進化しただけのものなのです。

当然、新しい板は改良が加えられていますからね。乗りやすくなってます。

板が新しいので浮力もありますからね。

乗りやすい、調子が良いということは、今自分が持っている板の単なるマイナーチェンジの可能性があります。

車で例えるなら、マイナーチェンジした車ってこと。

今乗ってる車が調子良い場合、マイナーチェンジした車に乗ったら更に調子良いでしょ。

エンジンが新しいので走りが快調。

シートが新しいので座り心地も良い。

つまり、乗り心地が良いんですね。

マイナーチェンジ前とほとんど一緒なのにも関わらず、すべてが新しい。性能的にはほとんど変わらない。だから乗り心地が良く、調子良く感じる。

違和感なく、新しいものの特性を感じることができるんですね。(エンジン・シート・軽量化など)

ちなみに、車種変更で例えるなら、
シビックから新しいカローラ、
エルグランドから新しいアルファード、
ヴェゼルから新しいエクストレイル、
ノアから新しいヴォクシーや新しいエスクァイア、
タントから新しいスペーシア
などなど、それぞれに個性があって違いはあるけど、性能というかカテゴリーは似てますね。

厳密には、この辺の違いってすごく重要で、乗り手の感性を反映させるというか表現する上ではめっちゃ大切です。

ただ、上記の例でいうと特に、ノアからヴォクシーって性能的にはほとんど変わんないですよね。

ここでは、その性能というところに着目してます。

では、質問です。

あなたが今乗ってる車が、マイナーチェンジしたからって、車を買い替えますでしょうか。追加購入するでしょうか。

ほとんどの人は、しないですよね。

故障して車を新しくしたいけど、今乗ってる車がすごく調子が良かったので、同じ車が欲しいって人だけじゃないでしょうか。

フルモデルチェンジでの買い替えならまだわかります。結構変わりますからね。
(乗ってる車も古くなって経年劣化してるでしょうし)

でもマイナーチェンジでの買い替えや追加購入って意味ないですよね。あんまり。

お金に余裕があって常に新しいバージョンが欲しいなら、買い替えでOKでしょう。

モチベーションも上がりますしね。

ということで、サーフボードも一緒ってことです。

基本、試乗会で調子が良い板というのは、既に乗り慣れている板ということ。

車のマイナーチェンジと一緒で中身は殆ど違わないってこと。

既にそのボードを乗りこなすための技術力を習得済みだということです。

なので、試乗会で調子の良い板を買うということは、上達という意味では意味が無いということです。

なお、持ってる板が調子良いんだけど古くなって新しい板が欲しい場合(同じ板が欲しい場合)は、調子の良いボードを買うのも良いでしょう。

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あまり乗りこなせなかったボードを買わなければならない

Photo by Guy Kawasaki on Unsplash
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すぐに乗れないということは、その板の特性を生かす乗り方ができないということです。

*ここでは、テイクオフが早いとか、単に乗りやすいといった初心者的なことではなく、中級者からのライディングや技での乗り味ということです。

ただし、たま~~にダメ板もあるので注意してください。

なお、最近の板は、ほとんどダメなものはありません。

60点以上のできのものが8割~9割でしょう。

ということで、ほとんどの場合は、

調子が悪い板 ≒ あなたがその板を乗りこなす技術力がない

ということです。

ちなみに、ダメ板も2種類ありますね。

・全然ダメな板(板そのものがダメ・自分の体に合ってない)
・今の自分の技術ではまったく乗りこなすことができない板
 (アマチュアがF1カーに乗るようなもの)

ダメ板って表現したけど、まったく乗りこなせない板は、板がダメなのではなく、今の自分の技術力とのギャップが大きすぎるということですね。

ということで、基本的には、あまり乗りこなせなかったボードを買うべきです。

あまり乗りこなせなかったということは、その板を乗りこなす技術力が少し足りないということだからです。

がんばれば、その不足している技術力が身に着くということなんです。

こういう板に乗って、上達してほしいと思います。

なお、上達のためにはある程度のロードマップが必要ですね。
ボード選びはサーフボードの選び方【公認指導員がおすすめを紹介:初心者・中級者】が参考になると思いますのでチェックしてみましょう。

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メッチャ調子良い板もある。それでサーフィンが調子よくなることもある

メッチャ調子良い板もあるじゃん。
それでサーフィンが調子良くなったことあるよ。

確かにそうですね。

そういうこともあります。

凄く調子良いなら、それはアリです。

人によってですが、ちょっとした違い(長さ・幅・厚み・ロッカー)ですごく調子が上がる場合があります。

そのおかげで、グンと伸びることもありますね。

そうした場合は、その板を購入しても良いでしょう。

ある程度のレベルにある人なら、板を変えただけでレベルアップする人がいますからね。

レベルアップのきっかけになるということです。

車で例えるなら運転技術が向上してきて、市販のスポーツカーからサーキット仕様の同車種のスポーツカーに乗ったら、メッチャ早く走れるようになったような感じです。

点と点がつながって線になるようなイメージです。
色んな種類の板に乗ってきて、それぞれのレベルが向上してる中で、点がつながって総合力として向上するということです。

これは、原点回帰というか、過去に乗ってたような板に改めて乗ったときに起きたりしますね。
!!!昔より全然乗れる!!!みたいな感覚です。

ちなみに、

試乗会の板が凄く調子が良い!

という感想だったけど、実は、今の板が全然良くない場合もあったりしますので注意してください。

板が良くない場合と、自分に合ってない場合ですね。

そうした場合も即買いですが、もっと良い板が他にあるかもしれませんので、たくさん試乗しましょう。

なお、試乗会で板の乗り味を比較できない場合は、そもそものデータが不足しているということです。

データ(経験)の蓄積が不足しています。

自分の中にあるデータベースにデータが足りていないから比較できないということです。もっとデータ(色んな板に乗る・ライディングを向上させる)を増やすようにしましょう。

試乗会でたくさんの板に乗ることもデータを蓄積する大事な経験です。
乗ることだけに注力するのではなく、サーフボードの動きの違いを感じ取ることに注力しましょう。

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バリエーションを増やすということは武器を増やすということ

Photo by Mohamed Nohassi on Unsplash
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サーフィンの技術というものは、広範におよぶ上に相当深いものです。

ただ単に調子が良いという理由だけで、調子の良い板だけに乗っていては、技術力の幅が広がりませんし深まりません。

調子の良い板に出会ったということは、強い武器を1つ手に入れたみたいなものです。

その1つの武器で最強になることもあるでしょう。

プロになれる可能性だってあります。

でも、武器が1つだけって心元無いですよね。(プロだったとしても)

しかも、我々はプロじゃない。武器の1つはそれほど強くない。

1つの武器を強化しつつ、新しい武器を手に入れないといけないと思います。

どんな波のコンディションでもサーフィンできるカッコいいサーファーになるなら、今持ってない技術力を身に着けるような板に乗りましょう。

つまり、
ビーチでもリーフでも
オフショアでもオンショアでも
チョッピーでもグラッシーでも
メローでも厚速な波でも、
どんな波でもカッコよく波乗りできるようになりましょう!ということです。

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まとめ

ということで、試乗会で調子が良かったサーフボードを買ってはいけません。

試乗会で調子の良い板を買うということは、上達(の幅)という意味では意味が無いということです。(大会用とかスペシャルコンディション用とか)

今乗っている板をマイナーチェンジしたようなものだからです。

技術力の幅が広がらないからです。

なお、「メッチャ調子の良い板」は買いの可能性もあります。同一カテゴリーでの更なる技術力の向上(深さ)を見込めるのでので。

あまり乗りこなせなかったボードを買わなければいけません。

あまり乗りこなせなかったということは、その板を乗りこなす技術力が少し足りないということだからです。

がんばれば、その不足している技術力が身に着くということなんです。

そういう板を乗りこなせるように練習すると、技術力が向上する。サーフィンが上達するということだからです。

これで練習してみましょう。

上達の効率がものすごく良くなるはずです。

頑張っていきましょう(^_-)-☆

なお、

テイクオフにお悩みなら、サーフィン初心者がテイクオフの回数を激増させる具体的な方法をチェック。

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