「これからサーフィンを始めたいんだけど、どんな板を買えば良いのかわからないんだよね。
テレビとかで最初にサーフィンするとき、ロングボードとか使ってるし、初心者はロングボードかファンボードで始めるのが良いって聞いたことあるけどほんとかな?
自分はショートボードに乗りたいんだよね。
だってカッコいいでしょ!
最初は、どんな板を買えば良いの?そして上達したらどんな板に乗れば良いの?経験者から話を聞きたいな。」
こういった疑問を解決しましょう。
本記事の内容(^_-)-☆
- これからサーフィンを始める人はどんな板を買えば良いのか
- ショートボードで技を決めたいと思って始めるなら、絶対にショートボードで練習を始めなければならない理由
- ショートボードは、技をしやすいようにシェイパーたちが研究を重ねた結果
- 上達過程ではどんな板を選べば良いのか
なので、中級者・上級者も必見です。
この記事を書いているssLは20年かけて上達してきました。ビギナーを卒業するまでには相当苦労してます。
その上達の過程では無駄なこともたくさんして時間をロスしてきました。特にテイクオフには苦労しました(>_<)
最初から上手い人とは違い、上達しない人の苦労がよく分かります。自分がそうだったからですね。
その苦労した経験から、どんなボードを選べば効率に上達できるかアドバイスできます。
本記事は
- これからサーフィンを始める人
- まだ始めたばかりでファンボード系を使っている人
- 少し乗れるようになったので板を新しくしたい人
- 結構技をかけれるようになったのでハイパフォーマンスボードに乗ってみたい人
そんな人向けに
上達するためのサーフボード選びについて解説していきますので最後までお付き合いくださいね。
これからサーフィンを始める人はどんな板を買えば良いのか
これからサーフィンを始める人で、サーフィンが上手くなりたいと思ってる人。
上級者のような技をやれるようになりたいなら、最初からショートボードに乗りましょう。
そして、出来るだけハイパフォーマンス寄りのボードを選びましょう。
決して、ロングボードやファンボード・フィッシュ系などに乗ってはいけません。
ただし、このハイパフォーマンス寄りのボードを買うのは最初にちょっとだけ厚め(長め)のレギュラーボード*で練習してからです。
ということで、本当の意味での初めてのボードは、少し厚め(長め)のレギュラーボードです。
*レギュラーボード::一般サーファー向けに作られているパフォーマンス用ショートボードのこと。
知り合いなどから譲ってもらえたらラッキーです。
資金的に余裕があれば、新品を購入しても良いでしょう。少し上達してから、また使うことになるので。後からまた使うことを想定してカスタムオーダーするのも良いでしょう。
余裕がそれほどないなら、中古ボードで十分です。
中古ボード(最初の練習)はそれほど長く使うことはないので、1万円ぐらいのボードで十分です。
今は、中古ボードが簡単に手に入る時代です。
浸水が無いようなボードを探してみましょう。
具体的な大きさは?
参考までに、基準を示しましょう。
基準がないとどうしたらよいか判断がつきませんからね。
日本人の平均的な身長と体重から算出してみます。
身長172cmで体重65kgとします。
<一番最初のボード(中古で十分)>
少し厚め(長め)のレギュラーボードですね。
長さ | 幅 | 厚さ |
---|---|---|
6′ | 48~49cm | 5.8~5.9cm |
6’1 | 47~48cm | 5.7~5.8cm |
6’2 | 47~48cm | 5.7cm |
あくまでもだいたいの基準なので、多少前後しても問題ありません。
また、身長が高い場合は、長めの板を選択するようにしましょう。
身長が高いということはスタンスも広くなる傾向があるので。
下記の「一番最初のボードでの練習が終わったら乗るボード」が基準となりますので、そこから逆算してみましょう。
この板で何をするかと言ったら、インサイドで波をキャッチする練習を行います。
ここで、確実に波をつかむ感覚(波に押し出される感覚)を身につけましょう。
また、波の無い(少ない)場所でパドルの練習を行います。パドルを練習してバランス力を鍛えます。
慣れてきてから、アウトに出て波をキャッチする練習を行います。
板のサイズ感を考えながら練習しましょう。
練習方法については以下を参考にしてみましょう。
これは特に重要です
テイクオフ!最初はインサイドのスープで練習
<一番最初のボードでの練習が終わったら乗るボード>
レギュラーボード(出来る限りハイパフォーマンス寄り)ですね。
長さ5’8、幅48cm、厚さ5.7cmで26リッターぐらいが目安です。
20代で若いならもう少し浮力を落としてみても良いですよ。
25リッター位ですね。
少し体力に自信が無いだとか30代の場合は27リッターぐらいにしましょう。
最初はこれぐらいのサイズ感の板に乗って練習します。
そして、上達過程でショートボードの特性を理解しつつ、いろんなショートボードに乗りましょう。
長く続けることができれば知り合いが増えますので、いろんな板を借りて乗ってみましょう。
練習方法については以下を参考にしてみましょう。
もっと具体的に詳しく知りたい人は1時間で12本以上ライディングできるようになった簡単マル秘テイクオフ方法とはからコーチング資料をどうぞ。
体験だけならファンボード・ロングボード
サーフィンの楽しさの入口だけを体験(波で走る爽快感を体験)するならファンボードやロングボードでOKです。
でも、ショートボードで技を決めたいと思って始めるなら、絶対にショートボードで練習を始めましょう。
なぜかって?
理由は以下を読めば分かってきますよ。
ショートボードで技を決めたいと思って始めるなら、絶対にショートボードで練習を始めなければならない理由
車のレースに例えると分かりやすい
例えば、サーキットを早く走りたい人がファミリーカーで練習するってことはないですよね。
ファミリーカーでサーキットを走って、上手になったからノーマルスポーツカー、ノーマルスポーツカーで上手くなったからカスタムスポーツカーに乗る。
こんな順番でステップアップすることってないですよね。
最初からスポーツカーに乗りますよね。
それで、ある程度慣れてきたり、お金に余裕があれば、カスタムスポーツカーに乗る。
そして、才能や努力の結果としてプロになりますよね。
また、最初からF1ドライバーを目指しているなら、ゴーカート→F3→F1と進みますよね。
場合によっては、スポーツカー→サーキットでスポーツカー→F3→F1かもしれません。
免許のない子供ならサーキットでゴーカートに乗ります。
サーキットでミニバンやファミリーカーに乗ってる子供って見たことないですよね。
大人なら、最初に運転免許を取りますね。
で、サーキットや峠で走りたいのに、ミニバンやファミリーカーを買う人っていないですよね。
最初からスポーツカー買いますよね。
サーフィンもサーキットでの車と一緒です
ショートボードの技をしたかったら、最初からショートボードに乗る必要があります。
車と同じように、操作方法さえ覚えたら、あとはスポーツカーに乗るべきなんです。
サーフボードで言ったら、通常のショートボードですね。
ここでの比喩はこんな感じです。
<車>
ミニバン・ファミリーカー → ゆったり乗る(免許を取れば乗れる)
スポーツカー → サーキット・峠を走る(コーナリングの技術力などが求められる)
ゴーカート・F1 → サーキットを走る・順位を競う(全てにおいて高い技術が求められる)
<サーフィン>
ロングボード・ファンボード → 簡単に乗れる(立つだけなら簡単)
ショートボード → ショート向きのクイックな技をかける(ライディングやターンなどの技術が求められる)
プロ用カスタムショートボード → 全てにおいて高い技術で技をかける
ミニバンでサーキットを走行して、少し早く走れるようになったからスカイラインに乗る。
ってことないですよね。車だと。
でも、サーフィンだとこれと同じようなことやっちゃうんですよねなぜか。
テイクオフしやすいロングやファンボードでサーフィンを始める。
テイクオフできるようになりある程度走れるよになったからショートボードに変える。
これをステップアップだと言うことにすごく違和感があります。
ロングとショートボードだと全然違う乗り物だから、最初から練習し直しになっちゃうんですよね。
バランスのとり方とか走り方。操作方法が全然違うんですよね。
じゃあ、具体的に最初はどうすれば良いの?
そんなこと言っても、徐々(ファンボード→ショートボード)に上手くなる人もいるでしょ。
ファンボードからショートへと乗り換えて徐々に上手くなる人もいる
そうですね、そういう人もいます。
ステップアップみたいに捉えられていますね。
最初ファンボードに乗って、上達してきたらショートボードに変える人。
そして、その手順で人より早く上達する人がいます。
そういう人は元々身体能力が高い人です。
ただ、そういう人って全体の2%~5%ぐらいです。
そういう人は何に乗っても上達します。
そういう人って最初からレギュラーボードに乗ってたらもっと上達してたはずです。
私たちは大多数の一般的な身体能力しかありませんからね。
数%しかいない身体能力の高い人と比較しても意味がありません。
*ここでの身体能力とは、サーフィンに適合する身体能力です。
野球の身体能力が高いからと言って、サーフィンの身体能力が高いとは限りません。(適合性での身体能力の高さです)
ロングのプロって、ショート乗ってもうまいでしょ
そうですね。確かにそうです。
ロングのプロはショートボードに乗ってもある程度上手く乗れます。
中には、ショートもプロという人も。
やっぱり、一芸を極めた人は、似たようなものをやれば、そこそこできます。
共通点があるので、点と点が結ばれやすいんですね。
でも、私たちって一般サーファーですからね。プロじゃないですからね。
出来てたら、今頃プロです(^^♪
特殊な人達の話をしても、再現性が無いです。
私たちのように大多数の一般的な身体能力しかない人が上達するにはどうしたらよいか?を考える必要があります。
ショートボードは、技をしやすいようにシェイパーたちが研究を重ねた結果
ショートボードは、技をしやすいようにシェイパーたちが研究を重ねた結果の形です。
世界最高峰のサーフィンリーグである、WSL(ワールド・サーフ・リーグ)で、ツインフィンやファンボード乗ってる人いないですよね。
ショートボードが技をかけるのに最適である答えがそこにありますね。
まあ、彼らの板はカスタムされ過ぎてるので、一般人には操作が難しいですが・・・
いきなりF1カーに乗ったら操作できないですよね。
スピード出し過ぎればコーナー曲がれないし、そもそもスピードを出すことすら怖くてできないはずです。
なので、ある程度オートマチック化された板に乗るべきですね。
言うなれば、スープラとかスカイラインとか、インプレッサとかですね。
オンロード・オフロードなど、走る路面(シチュエーション)によって、必要となる車の種類が変わります。(ハイパフォーマンスの中で種類が変わるということ)
そのなかで、レベルに応じてカスタムするのが良いでしょう。
なので、最初から、ショートボードに乗りましょう。
上達過程ではどんな板を選べば良いのか
「上達過程でショートボードの特性を理解しつつ、色んなショートボードに乗る」って言ってたけど、具体的にどんな板に乗れば良いの?
一番最初は少し厚め(長め)のレギュラーボードで練習しますね。
インサイドで波をキャッチする練習を行います。
ここで、確実に波をつかむ感覚(波に押し出される感覚)を身につけましょう。
詳しくはテイクオフ!最初はインサイドのスープで練習参照。
また、波の無い(少ない)場所でパドルの練習を行います。パドルを練習してバランス力を鍛えます。
慣れてきてから、アウトに出て波をキャッチする練習を行います。
板のサイズ感を考えながら練習しましょう。
そこを卒業したら、出来る限りハイパフォーマンス寄りのレギュラーボードに乗りましょう。
そして、その板を乗りこなせるようになったら、ハイパフォーマンスの板に乗って、技の精度を上げていきましょう。
なお、ハイパフォーマンスの板に乗って動き過ぎてごちゃごちゃしちゃった人やサーフィンを大きくしたい人は、一度少し厚め(長め)の板に乗って練習しましょう。
練習では、ボトムで板をドライブさせることを意識します。
また、トリミングしないで技をつなげる練習をしましょう。
サーフィンでは体を動かさない方が、技のダイナミックさが増すことに気づくはずです。
(体を動かさなくなると、やってる感というか満足感は減少します)
また、体を動かさない方が、結果的にカッコいいサーフィンになってることに気づくと思います。
注意点が一つあります。
テイクオフが上手くなって、そこそこライディングできるようになったサーファーが少し厚い(長い)板にのると、テイクオフの時にショルダーから乗れるようになってしまいます。
ショルダーから行けるとしても、ショルダーから行ってはいけません。
パワーゾーンから外れてしまって、正しい場所でサーフィンできなくなてしまいます。
また、凄く走るので、ショルダーからテイクオフしてパワーゾーンから抜けてカットバックをかけたりしちゃいます。
そうすると、波に置いていかれたりするんですよね。注意が必要です。
少し厚い(長い)板に変えた場合は、ピーク以外から行けたとしても、行かないと決めることが上達につながります。
なお、湘南や千葉のような激戦区では、そもそも波に乗れないので、少し厚めの板にしましょう。
できる技の範囲や質は落ちますが、テイクオフできなかったら練習にすらならないので。
中・上級者になってくると、色んな板に乗りたくなる
ちなみに中・上級者になってくると、色んな板に乗りたくなりますよね
で、中古で板を探す。
そうすると、やっぱハイパフォーマンスで程度の良い板って結構いい値段だったりします。
6万とか7万とか。
ハイパフォーマンスボードって、安いやつだとデッキ面ベコベコなのが多いです。
みんな踏み込むので。
潰れているということは、ポリウレタンが潰れているということです。
つまり、細かい空気が閉じ込め垂れていた層が壊れているということです。
実際のリッター数より浮力が無くなっているということですので注意してください。
で、いいヤツ見つけたとしても、送料かかるんですよね。
これが結構高い。5千円~1万円ぐらいしますね。
そうすると、結局、新品の板買うのと大差なくなります。
それって、もうちょっと足すと新品買えますね。
しかも、新品で買う時って、サイズも自由に決めれるし、サーフショップに通ってるなら、ライディングを見てもらってアドバイスをもらうことができます。
注意点としては、コーチングのできるサーフショップじゃないと、あまり効率的なアドバイスをもらえないかもしれません。
また、そこのサーフショップの考え方もあるので、その考え方が合うかどうか、自分で知識をつけていく必要があります。
意見が合わないのは、良い悪いではありません。
考え方の相違なだけです。自分の意見と違ったとしても、受け入れることで新たな発見があるかもしれませんから。
ただし、大事なことは、自分の中に判断基準を持つということです。
言われるがままに従うのではなく、自分の頭で考える。そのうえで、有識者の意見を素直に聞くマインドが必要です。
基準を作るためのヒントは1時間で12本以上ライディングできるようになった簡単マル秘テイクオフ方法とはからコーチング資料をどうぞ。
カスタムボードのメリット
カスタマイズが自由(サイズ・デザイン)
自分の身体に合った板を手に入れることができる
少し上を目指すための板を手に入れることができる
カスタムボードのデメリット
完成するまでに時間がかかる
オーダーにすると少し高くなる
色を入れると更に高くなる
既製品(吊るし)のメリット
上達のために次にどういう板に乗れば良いか分かっていて在庫があれば既製品でもOK。そうすると、すぐに乗れる。
既製品(吊るし)のデメリット
なかなか自分に合致するものが無い
あまり自分に合ってなくても進めてくる人もいるので注意が必要
自分で知識をつける努力も必要
上達の過程で乗るおすすめのショートボードとサイズ
20代で身長172cm体重65kgの中~上級サーファーを想定して、セレンディピティサーフボードをセレクトした場合のおすすめです。
<①最初のレギュラーボード>
テイクオフ・スタンディングでのバランス・ナチュラなライディングの練習
<②-1次に選ぶレギュラーボード>
ライディングフォームや回転系の練習
この時点で、テイクオフがすごく上手になっているなら23.5~24.5リッターでも良いです。
<②-2次に選ぶレギュラーボード>
ドライブターンの練習(ラインを太くする)
スペシャルコンディションでのライディング
23.5リッターぐらいもおすすめです
小波でもパフィーマンスを発揮したい(小波の大会で使用したい)
ANOTHER EPS(HI DENSITY FOAM)
長さ5’6、幅48.9cm、厚さ5.79cmで26.6リッター
全てのモデルのカタログはこちらから→SERENDIPITY2020
まとめ
ショートボードで技を決めたいなら初心者のころからショートボードに乗りましょう。
一番最初は中古で良いので、
インサイドで波をキャッチする練習をして確実に波をつかむ感覚(波に押し出される感覚)を身につけます。
これをやるかやらないかで上達のスピードが裕に2~3倍違います。
また、波の無い(少ない)場所でパドルの練習を行いバランス力を鍛えます。
慣れてきてから、アウトに出て波をキャッチする練習を行います。
バランスが取れたテイクオフができるなら、その時点で出来る限りハイパフォーマンス寄りのレギュラーボードに乗りましょう。
SERENDIPITYサーフボードをおすすめします。
総合的なコーチングが必要なら、1時間で12本以上ライディングできるようになった簡単マル秘テイクオフ方法とはをご覧ください。
これで練習してみましょう。
上達の効率がものすごく良くなるはずです。
頑張っていきましょう(^_-)-☆
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