「テイクオフ上手くなりたいな~。もっと長く波に乗りたいな~。どうすれば、もっと波に乗れるようになるんだろう?」
テイクオフで苦労したことのある経験者から話を聞きたいな。
こういった疑問を解決しましょう。
本記事の内容(^_-)-☆
- 波にたくさん乗る・長く乗るために必要なスキル(動作じゃなくて考え方)
- 波にたくさん乗っている人の特徴
- あなたが波にたくさん乗る・長く乗るために必要なこと
この記事を書いているssLは、ビギナーを卒業するまでに、ほんとうに長い時間を必要としました。
その上達の過程では無駄なこともたくさんして時間をロスしてきました。
だからこそ分かる、効果的な上達の方法があります。
本記事は「自分はあんまり波に乗れてないのに、あの人メッチャ乗ってる!」と思ったことある人向け。
波に乗る本数が少ない人・乗っても長い距離の波に乗れない人向けです。
上級者が自然に(秘密裡に)行っているコツをお話ししますので、「波にたくさん乗りたい!長く乗りたい!」って思ってる方は最後までお付き合いくださいね。
波にたくさん乗る・長く乗るために必要なスキル(動作じゃなくて考え方)
まずは、どういった波が良いのか知らないといけません。
なので、良い波がどういうものかよく分からない人は、こちらを先に見ましょう。
サンドバーがあるポイントを2~3ヶ所見つけましょう
サーフィンに適した波が割れている所には必ずサンドバーがついています。
海底に砂が溜まって、盛り上がりができているということです。
この砂が溜まって、盛り上がりができるからこそ、波がきれいに割れていきます。
サンドバーがあるポイントは、風などの状況が変わらなければ、ほぼ定期的に波が割れます。
このポイントを自分がエントリーする場所の近くで2~3ヶ所見つけましょう。
なお、サンドバーの形と入ってくるウネリの方向などによって割れ方が少し変わります。
なので、以下の点を考慮して波を見極めます。
- どの方向からウネリが入ったときにきれいに割れるのか
- それはどのぐらいの周期で割れているのか
- ミドルで割れるアベレージサイズとセットの波ではどっちが良いのか(どっちも良い場合もあります)
- セットの周期はどれぐらいか
- 波が割れたあとは、どのように割れていくのか(早い・遅い・どんな技を掛けれるのか)
面倒に思えるかもしれませんが、絶対にチェックしましょう。
このチェックで1日に乗れる本数がかなり増えるはずです。
波チェックの具体例
左から2番目の波(サンドバー)が良さそう。
右側からウネリが来たときにレギュラー方向にきれいに割れて長く乗れそうだ。
大体3分周期かな。
3分周期で入ってくる波は、少しトロそうだけど、ボトムがしっかりあるから、ボトムターンからスラッシュとかカットバックができるかな。
セットが15分に1回入ってくるけど、そのセットも良い形で割れてる。
セットが入ってくるときは2本連続で入ってくるから、ミドルでアベレージサイズの波を3~4本乗って、12分ぐらい過ぎたら、セット待ちのために少し沖にでて波を待とう。
(さっきから、2本入るセットに乗れてる人は、沖で波待ちしてる1人だけ!)
という具合です。
こうやって、状況を把握し、自分が乗れるかどうか、乗るならどうやって乗るのか分析します。
この状況把握では、時間を測るので必ず時計を携行しましょうね。
サーフィンで波に多く乗りたかったら腕時計は必須です。
タイドグラフがついてれば尚良いですよ。波は、潮の変化の影響を受けますからね。
パドルで沖に出るときも波をチェックしましょう
海に入る前の波チェックは、基本正面から観ています。
正面からだと、割れるスピードや形状・幅・高さは分かるんだけど、斜面の傾斜が分かりにくいです。
だから、パドルで沖に出る際に、もう一度、波をチェックします。
波がピークからどのように割れていくのか、斜めから観るようにしましょう。
そうすると、正面からだと分からなかった情報が入ってきますよ。
例えば、正面で見るより、斜面が緩やかだったりします。
その情報をもとに、岸から見たときに予測したライディングが本当にできるかの判断をします。
なんたって、できる技というのは、ある程度、波によって決まってくるからです。
具体的にはこんな感じですね。
「最初、ボトムターンからスラッシュができそうだと思ってたけど、結構緩い斜面だから、ラウンドハウスカットバックの方がやりやすいな」
みたいな感じです。
波がトロいので、基本をラウンドハウスカットバックで想定しておいて、早い波が来てリエントリーできそうだったら、都度対応する感じです。
というのも、最初からある程度、波のブレイクを想定したうえで、基本的なライディングの構成を考えておけば、テイクオフの時に考えることが減らせます。
考えることが減れば、その他のことに集中することができるということですね。
テイクオフに集中したり、他の人に波を取られないような戦略に頭を使ったりできます。
逆に、波が早かったら、常に臨戦態勢(ビー・アラート)で、緊張状態を作りましょう。
スタンディングを急ぐとか、なるべく横にテイクオフするだとか、事前に考えとけば対応が楽になります。
ビー・アラートについてはこちらをご覧ください
時間(波が来る周期)をこまめにチェックしましょう
沖に出て波待ちしている最中も必ず時間(波が来る周期)を測りましょう。
潮には干満があるので、波の割れ方も時間経過とともに変化します。
それでも、風等の諸条件が変わらなければ、波はある程度の一定の周期でやってきて、同じ場所で割れるものです。
その場所の目星がついているのですから、あとは時間を測って波が来るタイミングの少し前にポジションを取っておけば良いでしょう。
たまにズレたり、周期が変わることがありますが、それでも時計(波が来る周期)を測ることを習慣化しておけば、状況の変化に対応できるようになりますよ。
波にたくさん乗っている人の特徴
いっぱい波に乗る人って、なぜか波回りが良いと思いませんか
いっぱい波に乗る人って、波回りが良いように見えます。
そして、テイクオフがメッチャスムーズだし、少ししかパドルしてないのに、スイスイ乗って行っちゃいますよね。
上級者は、その人が意識しているか、意識していないかにかかわらず、上記のスキル(状況把握と分析)が身についています。
経験値って言えばよいのでしょうか。
上記を考えたことが無い上級者でも、知らず知らずのうちに必ず上記のスキル(状況把握と分析)を使ってます。
波回りが良さそうなだけに見えたとしても、実際には上記のスキル(状況把握と分析)を使ってるということです。
え~~~!?いっぱい乗る人ってそれだけじゃないでしょ!
たしかに、これ(考え方)だけじゃありません。
実際にパドルが早かったり、テイクオフ動作が早かったりします。
この、体の動作については、また別の機会にお話しします。
いっぱい波に乗る人って、実は細かくポジションを取り直してます
「あの人メッチャ乗ってるよね」とか「あの人波レーダー持ってよね」って会話したことありませんか?
基本的に、上級者は状況把握と分析が身についています。
- どこで(割れるポイント)
- どのようなときに(どの方向からウネリが来た時に)
- どのタイミングで(周期)
- どのように(割れ方)
- 何ができるか(技)
これを常に考えている。または、無意識のフローでできています。
このコツが分かっていますから、あとは、他の人に波を取られないように、細かくポジションを調整しているんですね。
この、ポジションの調整ってすごく大事。
このポジションを細かく調整することによって、波が近くに来る前に、割れるポイントに近寄れるんですね。
つまり、上級者って、早いパドルで長距離を移動して波に乗っているのではなく、波が来る前に、波が割れるポイントを予測(事前に把握してる)して、そのポジションに移動してるんですね。
だから、最終的にテイクオフする際は、ポジションを微調整するだけなんです。
(波が割れるポイントは少し変化するので、微調整は必要です)
だから、テイクオフの際にガムシャラにパドルしなくても、スムーズに!数回のパドルで!スイスイとテイクオフしていくんですね。
これが経験として分かってくれば、あなたのテイクオフは劇的に変わりますよ。
ちなみに、これが分かってくると、テイクオフが早い板って、いらなくなる
というか、浮力が多いとテイクオフが早くなるのは当たり前だけど・・・
浮力が多い板だと、ライディング(特に技)が難しくなりますからね。板の選択は気を付けないと。
一定のレベルに達していない人が大きい板に乗ると、コントロールできなくなります。
いい例が、ロングボードですよね。
乗るのは比較的簡単だけど、ロングボードをコントロールするのは至難の業。
ロングの人たちってすごい・・・
ということで、板は大きくすればするほど、難しくなっていきます。
バリバリのショートのコンペボードが難しいと思っている人が多いようですが、実は逆です。
大きい板の方が難しいんです。
ただテイクオフして横に走るだけなら、大きめの板の方が楽ちんです。
前出のロングボードの話で分かりますね。
でも、何かしらの技をするとなると、板が大きくなるに連れて難しくなるんです。
よく、過去にバリバリやってたプロサーファーがフィッシュ系などのツインフィンにはまって、ツインを進めてたりしますが、あれは、元々すごく上手だからツインでもバリバリ動かせるんです。
バリバリ動かさないクルーズタイプの人でも、一般サーファーとはそもそも走行ラインが違います。
同じ板で簡単に乗ってるように見せてますが、やってることは全然違うんです。
だからかっこいいんですね。
浮力の多い板に乗ると、最初は浮力感や相対性や期待感で「この板早いな~」と感じ、前より乗れる本数が増える(増えたように感じる)かもしれませんが、それは勘違いです。
勘違いというか、実際乗れる本数が増えたなら、正解なんでしょうけど、少しするとまた乗れなくなります。
ポジションが悪いからですね。
浮力の多い板は、ピークを外したショルダーからでもテイクオフできちゃいます。
そうすると、いつまでたっても、一番テイクオフのしやすいピークを見つける経験が積めません。
ピークからテイクオフする経験が積めませんから、板を新しくしたときの感覚が薄れて、慣れてくると、またテイクオフできなくなります。
そうすると、また浮力を上げようとするんですよね。
そうやって、テイクオフできないからと言って板の浮力を上げていくと、サーフィン(テイクオフや技)は難しくなっていくんですね。チ~~ン( ;∀;)
板の選択は気を付けましょう。
あなたが波にたくさん乗る・長く乗るために必要なこと
多分、たくさん乗れてるならこの記事はいらないですからね。
この記事はテイクオフ回数を増やすのには超重要ですが、あなたが波にたくさん乗る・長く乗るために必要なことは、上記のスキル(状況把握と分析)だけだと足りないかもしれません。
というのも、
上記のスキル(状況把握と分析)を知ったとしても、
そのスキルが身についている上にパドルが早い上級者が近くにいたら・・・
宝の持ち腐れですよね。
そう、ここにあなたが、今までよりたくさんの波にのるヒントが隠されています。
あなたが波にたくさん乗る・長く乗るために+αですること
まずは、波についての状況把握をしましたね。
+αで、そのポイントでのシチュエーションを把握します。
人数やレベル、どの人が、どれくらい乗っているかなどです。
波の本数が多くて、自分まで波が回ってくるなら、人が多いポイント、上級者のいるポイントに入ってもOKです。
上手な人がいっぱいいて、その上級者同士でも波の取り合いを行っているようなら、波チェックの時に2~3箇所見つけた、他のサンドバーで波乗りしましょう。
大事なのは、人が多く入ってるポイントだから、波が良いとかじゃないですよ。
いっぱい入ってても、波が良くないことが多々あります。
少し離れたサンドバーの方が良かったりします。
少し小さくても、無人できれいに割れてたりします。
あなたは、そういうポイントをチェックしてるはずです。
人が少なくて、なおかつ、今の自分にとって練習になる波が良いポイントなのです。
ちなみに、良い波のポイントは、以下で紹介してます
今の自分のレベルに合った、人の少ない(又は波が回ってくる)ポイントで波乗りしましょう。
必ず、今までの自分より、多くそして長く波に乗れるようになりますよ。
なんたって、波に対する状況把握と分析ができているんですから!
なお、今まで行ってきたコーチングを体系的にまとめて、テイクオフやパドリングのメソッドを分かりやすく解説した「1時間で12本以上ライディングできるようになった簡単マル秘テイクオフ方法」もご覧ください。
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