NSAとは「一般社団法人 日本サーフィン連盟」のことで、
そのNSAが無料で発行している冊子がNSA YEAR BOOKです。
ちなみにNSAですが、簡単には以下の活動を行っています。
(中略)
全国の支部を勝ち抜いた選手が競い合う「全日本サーフィン選手権大会」の開催、さらに国際大会への選手の派遣や選手の育成。ジャッジや公認指導員などの認定。他にもサーフィンの普及に向けて、多彩な活動を行っております。
そして新種目となったオリンピックにおいて、NSAは日本プロサーフィン連盟、Wolrd Surf Leage Japanとの連携をとって日本代表選手を選出するという役目も担っています。
サーフィンがスポーツとして健全に成長し、社会に認知され、良い環境で安全にたのしめるように。全てのサーファーにとって最も重要な「サーフィンの環境」と向き合いながら、NSAは日々前進を続けています。
NSA YEAR BOOK 2019-2020より
主な事業
NSA 一般社団法人日本サーフィン連盟 団体概要
(1)全日本サーフィン選手権大会、その他の競技会の開催。
(2)各種サーフィン競技会の後援及び公認、そして競技会日程の掌握。
(3)サーフィン技術に関する資格の審査。
(4)サーフィンに関する一般への正しい普及。
(5)サーフィンに適した海岸の開発及び「サーフィン専用区域」の指定。
(6)サーフィンに対する安全と事故防止のための講習会の実施及びこれに類する活動。
(7)海外競技会に出場するものの資格審査。
(8)我が国のサーフィン競技規則の制定。
(9)アマチュア資格の決定及び審査。
(10)サーフボードを利用した人命救助方法の講習会及びこれに類する活動。
(11)公認審判員及び指導員などの認定ならびに養成。
(12)機関紙及び刊行物の発行。
(13)その他、本連盟の目的を達成するための必要な事業。
詳しくはこちらを
NSA YEAR BOOK 2019-2020の今回の目次は
NSAってどんな活動をしているの?
NSA SURFERS BEACH CLEAN ACT 2019
目指せ日本代表!目指せ世界一!
2020年波乗りジャパン強化指定選手一覧
2020アンチ・ドーピング
NSAなんでもランキング
サーフィン大会に出場してみよう!
大会で勝つための秘策と心構えは?
ジャッジさん教えて!±1点の分かれ道
ジャッジスキルを習得するとさらにオモシロイ!
プライオリティルールをしっかり覚えて戦略的な試合運びを目指せ
サーフィン検定でもっとサーフィンが上手くなる
2019年度ポイントランキング結果
2020年NSA主催大会予定地ポイント基本情報&エリアガイド
国内アマチュアシーンン、最高峰の4大主催大会を振り返る
世界大会ダイジェスト
日本サーフィン連盟ガイダンス
となっていました。
プライオリティルール
今回、プライオリティルールについて、まあまあ細かいとこまで書いてありました。
このプライオリティルールって、テキスト読んで分かった(理解した)つもりでも、いざ試合になるとメッチャ混乱しますよね・・・
選手も、運営も・・・
WSL(Wolrd Surf Leage)の Championship Tourの試合でも、トップランカーの選手がプライオリティルールでインターフェア(優先権のある選手に対する妨害)することが稀にあります。
しかも、マンオンマン(1対1)でやらかしてますからね。
試合中の判断って難しい。
ただ、選手のポジションに関係なく順番に乗れるプライオリティは、やっぱいいですよね。
優先権があれば、自分の好きなポジションから波にのれますからね。
で・・・
やっぱり新しいルールができれば、それを戦略として利用するということが出てきてしまいますね。
相手に載らせないための戦略とか・・・
もう少し、ルールの改善が必要かもね。
通常は、波に乗ろうとしてパドルすれば、その時点で優先権が消えるけど、
絶対乗れるだろう良い波をスルーした場合も優先権が消えるとか・・・
無理か・・・
このプライオリティルールって、ジャッジの勉強してなかったらよく分かんなかったりしますからね。
選手ってルールの詳細を把握しないで試合に出ることって結構あります。(何のスポーツでも)
こういった、会員用の冊子に変更されたルールについての詳しい情報が載ってるのは、選手にとってありがたいですね。
プライオリティルールの概要
ノンプライオリティのサーフィンの試合では波のインサイドポジションを確保した選手にその波を乗る権利が与えられていますが、これに対して選手のポジションに関係なく順番に波に乗る優先権を与えようというのがこのプライオリティルールです。
このルールが適用されることで選手同士の波の取り合いがなくなり、優先権を手に入れた選手は、自分の好きな波を、好きな場所からテイクオフできることになります。
NSAの競技ルール(プライオリティルール以外)は以下も参照してみて
サーフィン検定
サーフィンって、自分ができてると思ってるライディングと実際にやっているライディングに大きな乖離があります。
自分がイメージしているライディングの『 50% !? 』もできていないものです。はい…
「自分ではすごい技をやっている」と思っている人が、サーフィンでは非常に多いのです。
でも、全然できていないものです。
(>_<)言い方良くなかったらゴメンナサイ。
でも、それが現実なんです。
これを理解(納得・受け入れ)するのか、現実逃避するのかで、これからの上達速度が変わります。すご~~~く変わります!!
ライディング(姿)が
- ぎこちない人(上半身と下半身が連動してないからスムーズじゃない人)
- なんか漠然とだけどフォームがカッコ良くない人(女の子の走り方みたいなフォームの人)
- 板が走って行かない人
などなど、
上半身と下半身の連動ができてない人が8割(経験則です)
周りを見渡して思うことは、ほとんどの人が上半身と下半身が連動してません。
結構波に乗れてるサーファーでも、連動してない人が多いです。
連動しないと、カッコ悪いだけじゃなく、サーフィンの上達効率が悪いんですよ。
それに気づけた人は、気づけない人よりも上達する可能性や効率が良くなります。
下記記事も参考にしてみて
それを確かめることができるもののひとつがサーフィン検定です。
サーフィン検定は5級から始まって1級まであります。(NSA会員は4級から受験可)
各級には「要求される技術」というものが定められていて、決められた時間内にその「要求される技術」の基準をクリアすれば合格となります。
そして、この検定には制限時間や乗れる本数が規制されてますから、結構難しいんですよね。
<サーフィン検定の要求される技術>
級 | 要求される技術 | 受験資格 |
---|---|---|
5級 | ・25m程度の泳力があること ・パドリングをしてゲッティングアウトできること ・テイクオフしてある程度サーフボードの上に立つ事ができること ・ボディボードはキッキングを使ってテイクオフし、ある程度ライディングができること | 誰でも 受験可能 |
4級 | ・5級の脳六に加えてテイクオフから確実なターンをし、プルアウトできること | 5級取得者 |
3級 | ・テイクオフからレールを使ったターンで加速できること。 ・カットバックもしくはリエントリーが出来ること ・ボディボードは上記の技術に加えスピン(どこでも良い)ができること リエントリーのかわりにエルロロ、もしくはローラーコースターでも可 ・ロングボードは上記の技術に加え、ウォーキング、ヲーキングバックができること | 4級取得者 |
2級 | フリーライディングで、スピード、パワー、フロー、コントロールなどを ジャッジクライテリアに沿って審査する その日のコンディションに合わせたグッドスケール(6.0ポイント以上)に入る ライディングができることが合格の判断基準となる | 3級取得者 |
1級 | フリーライディングで、スピード、パワー、フロー、コントロールなどを ジャッジクライテリアに沿って審査する 2級以上の積極性、波を見る能力、ポジショニングなども審査の対象となる その日のコンディションに合わせたエクセレントスケール(8.0ポイント以上)に入る ライディングができることが合格の判断基準となる | 2級取得者 |
各級の審査方法(3級から5級の審査について)
3、4、5級は試技本数の中で規定の技術ができていれば合格です。(1ウェーブで全ての技術ができていなくても構いません)
各級の審査方法(実例)
<4級>
4級ではテイクオフから確実なターンをして、横に走ってからプルアウトできれば合格です。
ターンは、方向が変わればトップターン、ボトムターンのどちらでもよいですが、プルアウトは確実に波の裏側に出ることが求められます。
<3級>
3級ではテイクオフからレールを使ったターンで加速できているかを審査し、リエントリーもしくはカットバックができることが求められる。
リエントリー
ボトムからトップへアプローチできているかが求められる。波の中間からのアプローチは不合格となります。
カットバック
波のショルダーからボードの方向が変わり、スムーズにレールを使って次の動作に入る姿勢ができているかが求められる。失速しているカットバックは不合格となります。
そして、このサーフィン検定を受けることによって、自分の現在地が分かりますよ。1級を取れればトップアマチュアということですからね。
そりゃ~サーフィン検定持ってなくても上手なサーファーは一杯います。
それでも、サーフィン検定は、資格を持ったジャッジが審査およびアドバイスをくれるので、自分のライディングスキルが客観的に分かるようになりますよ。
主観と客観のギャップを知ることができれば、どうすれば上達するか分かるようになりますからね。
特に2級以上はその年のジャッジクライテリア(基準)と採点スケールで審査されるので、より自分の現在地が分かるようになります。
ちなみに、ジャッジがアドバイスをくれるので、サーフィン検定自体でレベルアップすることもあるけど、
個人的に思うことは、検定自体よりも、サーフィン検定を受けることを決めたときから、上達が始まると思ってます。
検定に合格するために必要となる「要求される技術」を理解する。
そうすると、自分の現在地が分かる。
何の技ができて、何の技ができないのか。そしてそのクオリティ。
また、次の目標ができます。
ただ、その現在地は、自分が思ってる主観的なものですね。
友達と一緒にジャッジの勉強をして、友達に採点してもらえば、客観性が上がるでしょう。
ジャッジ目線で見るライディングは、ジャッジを持ってない人が見るのと全然違いますからね。
たしかに、サーフィン検定の15分程度で、自分の実力を出すのは難しいかもしれないけど、15分で出たのが自分の実力だと思って、普段の練習も、15分で何ができるかを考えながら、時間を区切って練習すれば上達しやすいですよ。
1時間サーフィンするとします。
サーフィン検定は15分程度なので、1時間を15分で区切れば、検定4回分ですね。
そのなかで、「○/4回合格できた」とかいうふうにすると、見える化できます。
その確率が上がれば上がるほど、実際の検定での合格率も上がるでしょう。
そして、その確率が上がってるということは、サーフィンが上達してるってことです。
つまり、検定を受けるために普段の練習が変わることによって、サーフィンのレベルが上がるんですね。
感覚的には、普段のサーフィンの6割を検定で出せれば良いって感じです。
といういことは、普段から合格ラインの150%のサーフィンができてれば、検定は余裕になりますね。
ちなみに、こんなのも参考になりますね
夏の大会は、朝一オフショアだとしても、試合が進行していくとオンショアになることが多く、日本での大会はほとんどが小波です。 オフショアでクリーンな波、サイズがある波での大会などほとんどありません。でも、その波でも勝つ人は勝ちます。
波を選ばずに、波に合わせたサーフィンができるということです。そして、そういうBad conditionでも勝てる人は、フリーサーフィンがcoolな人が多いと思います。
コンディションが良い波で試合をしたい気持ちは当然分かります。 みんなサーファーなんだから。
でも、大会ではコンディションが悪いことの方が多いからこそ、普段のサーフィンで、多少コンディションが悪くても、大会のために入る。
「今日オンショア小波かぁ~。ちょっと面倒だからやめとくか!」から
「来週大会だ。オンショア予報だから、オンショア小波の今日の波は練習になるな!」に変わるのです。そして、試合時間の12分を意識しながら練習することで、1本1本のライディングの質が変わっていきます。そうすると、パワーゾーンの見つけ方が上手くなる。板を走らせる技術が身について行きます。
波の力に頼り切るのではなく、自分で板を走らせる技術が身に付きます。そういう練習を繰り返しているうちに知らず知らずに、波がクリーンになったときに最高のライディングができるようになるのです。
みんな、コンディション悪くても、大会出ようぜ。 大会楽しいし♪
大会に出る(試合慣れする)ことも大事だけど、
AOMORI CHAMPIONSHIP TOUR CT#3(Blog)
大会に出るために練習することで上達するから!
おっと、そういえばYEAR BOOK 2019-2020にMSPの広告のってますね。
かっこいいので載せておきます。
合わせて読みたい記事
会員になってお得な情報をGETしましょう(^^♪
会員登録(無料)はこちらから。
会員は購入回数に応じてランクが割り当てられ、
会員限定コンテンツの閲覧や各ランクに応じた割引等が適用されます。
コメント